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在宅医療事業

在宅医療は、
病を抱えても、住み慣れた環境で自分らしく過ごすこと。

「在宅医療」は、自宅などの生活の場で診察や治療、処置を行うことをいいます。外来、入院についで第三の医療とも呼ばれ、医師や訪問看護師、理学療法士、ケアマネジャー、ホームヘルパー、療養環境を整える業者など多職種が連携。定期的に患者様のお住まいを訪問し、チームとなって治療やケアを行います。
医療資源が適切に分配されることや、患者様のQOL向上など双方にメリットがあり、高齢化が進む昨今、重要な役割を担っています。

HOT(在宅酸素療法)

酸素の安定供給基盤で患者さんに安心を届ける

「HOT」(在宅酸素療法)は、主に肺や心臓疾患によって慢性的に低酸素状態になってしまう患者様に行う治療の一つです。現在国内で17万人以上の患者様がこの治療を受けています。呼吸困難の軽減はもちろんQOL(生活の質)の向上や生命予後の改善などを目的に保険診療で受けられます。

医師の処方のもと、患者様はお住まいに酸素濃縮器、携帯用酸素ボンベ、呼吸同調器などをレンタルし、酸素吸入をしながら生活できる環境を整えます。
当社は50年以上にわたり、医療機関へ酸素の安定供給を担ってきました。その基盤を活かし、ご自宅で療養される患者様が、どんな時でも安心して酸素吸入ができるサポート体制を整えております。

CPAP(持続陽圧呼吸療法)

健康な睡眠をサポート

眠っている間に無意識に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群(閉塞性睡眠時無呼吸)。自覚症状がない患者さんも多く、潜在的な患者数は数百万人いるともいわれています。
CPAP(持続陽圧呼吸療法)は、患者様の無呼吸やいびきの軽減、それに伴う合併症の予防を目的に保険診療で受ける治療法です。

医師の処方のもとCPAP機器、マスクなどを貸し出し、患者様が健康な睡眠をとれるようサポートします。重症の睡眠時無呼吸症候群の患者様の場合、CPAP治療の有無で比較すると、CPAP治療を行った患者様の方が明らかに長生きできたという研究結果が報告されています。

製品

  • 酸素濃縮器

    酸素濃縮器

    「酸素濃縮器」は、空気から酸素以外の成分を取り除き、高濃度の酸素を生成する器械です。主に患者様がお住まいで過ごす際の酸素吸入手段として使用しており、家庭用コンセントで作動可能。在宅酸素療法を受ける患者様の90%以上の方が利用しています。
    当社では各種メーカーの酸素濃縮器をはじめ、メーカーと共同開発を行ったオリジナルの酸素濃縮器も取り扱っています。

  • 携帯用酸素ボンベ

    携帯用酸素ボンベ

    「携帯用酸素ボンベ」は、患者様が外出時や停電時に利用される小型の酸素ボンベです。カートや歩行器などにセットして持ち歩き、濃縮器が使えない環境下での酸素吸入に用いられます。また呼吸同調器を組み合わせることで、患者さんの呼吸の吸い始めを感知し酸素を供給。ボンベの使用時間を2〜3倍に延長できます。
    当社では、自社工場で充填した酸素ボンベを患者様のお住まいに直接お届けします。万が一の停電時や災害時にも、全国4拠点の酸素充填工場でバックアップ可能。患者様の生活を守るため安心できるサポート体制をとっています。

  • CPAP機器

    CPAP機器

    睡眠時無呼吸症候群(閉塞性睡眠時無呼吸)の患者様に使われる、機器本体、ホース、マスクからなる医療機器です。器機から圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止します。